はじめに:iOSエンジニアとしての「壁」と、その向こう側
長年、私は「iOSエンジニア」として、SwiftそしてXcodeと向き合う日々を過ごしてきました。iPhoneアプリを作ることは楽しく、App Storeに自分が作ったアプリが並ぶ瞬間は、何にも代えがたい喜びです。しかし、心のどこかで常に「壁」を感じていたのも事実です。
「管理画面はWebで作ってほしいんですが、できますか?」 「PC向けのデスクトップアプリもWindowsで動かしたいんです」
これまでの私なら、こうした相談には「すみません、専門外です」と答えるか、Webが得意な別のエンジニアを探してチームを組むしかありませんでした。モバイルアプリは得意でも、ReactやVue.js、あるいはElectronやPythonといった技術スタックは、学習コストの高さから敬遠していたのです。
しかし今、私は自信を持ってこう答えます。 「はい、全部お任せください。」
この劇的な変化をもたらしてくれたのが、AI搭載エディタ「Cursor」との出会いでした。
1. モバイルアプリだけじゃない世界への突入

iOSエンジニアとして培ったロジックの組み立て方や、UI/UXへのこだわりは、実はどのプラットフォームでも通用する普遍的なスキルです。足りなかったのは、単に「その言語やフレームワークの文法を知っているかどうか」という知識のピースだけでした。
AI×Cursorは、そのピースを驚異的なスピードで埋めてくれました。
例えば、iOSアプリと連動するWeb管理画面をNext.jsで構築するケース。これまでは環境構築からディレクトリ構成、基本的なコンポーネント設計まで、教本を片手に数日かかっていた作業が、Cursorとの対話によって数時間で形になります。「SwiftでいうところのDelegateパターンを、Reactのhooksで実装するには?」といった、私の既存知識(iOS)をベースにした質問に、AIは的確なコードと解説で答えてくれるのです。
これにより、私は「iOSエンジニア」という肩書きを捨てたわけではなく、**「iOS開発の深さを持ちながら、WebもPCも横断的に開発できるエンジニア」**へと進化することができました。
2. AI搭載エディター「Cursor」への感謝

なぜ、数あるAIツールの中でCursorなのか。それは、Cursorが単なる「コード生成ツール」ではなく、**「プロジェクト全体を理解するパートナー」**だからです。
GitHub Copilotなど他のツールも優秀ですが、Cursor(特にComposer機能やCodebase indexing)は、私が書いているプロジェクトの全容を把握した上で提案をしてくれます。「このViewの変更に合わせて、BackendのAPI定義も修正して」と指示すれば、関連ファイルを横断して修正案を提示してくれます。
これにより、未知の言語であっても、「やりたいこと(ロジック)」さえ明確であれば、シンタックス(文法)の壁はAIが取り払ってくれます。 「エラーの解決」「リファクタリング」「ドキュメント生成」……。これらに費やしていた膨大な時間は、今や「どのような価値をユーザーに届けるか」という、エンジニアが本来向き合うべきクリエイティブな思考の時間に変わりました。
私にとってCursorは、もはや単なるエディタではなく、**24時間文句も言わずに働いてくれる「超優秀なシニアエンジニアの同僚」**のような存在です。
3. もっともっと多くの案件を受託可能に

技術領域の広がりは、直結してビジネスチャンスの拡大をもたらしました。 これまでは「iOSアプリ開発」という点での受注でしたが、現在は「サービス全体の開発」という面での受注が可能です。
- iOS/Androidアプリ
- Webアプリ
- PCアプリ
これらすべてをワンストップで引き受けられることは、クライアントにとっても「コミュニケーションコストの削減」や「一貫したUI/UXの実現」という大きなメリットになります。結果として、案件の単価アップや、継続的なパートナーシップにつながっています。
【Webアプリ開発の引き合いが強い理由】
特に、Webアプリケーション(SaaSや業務システム)の引き合いは依然として非常に強いものがあります。「今はアプリの時代ではないか?」と思われるかもしれませんが、データを見るとWeb技術の需要の高さが浮き彫りになります。
① 求人・案件数の圧倒的な多さ エンジニア向け求人サイト「レバテック」などが発表している言語別求人ランキング(2024-2025年版)を見ると、依然としてJava、PHP、JavaScript/TypeScriptといったWeb系言語が上位を独占しています。SwiftやKotlinといったネイティブアプリ開発言語も高単価ですが、案件の「絶対数」ではWeb系が圧倒的です。これは、多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める中で、社内システムや顧客向けポータルのWeb化を急ピッチで進めているためです。
② 市場の成長性 IDC Japanの調査によると、国内のソフトウェア市場は年々成長を続けており、特にSaaS(Software as a Service)やクラウド型アプリケーションの需要が市場を牽引しています。モバイルアプリは「BtoC(対消費者)」の接点として重要ですが、その裏側にある管理システムや、企業間取引(BtoB)のシステムは、ほぼ100%と言っていいほどWebベースで構築されています。
つまり、モバイルアプリを作れる私がWebも作れるようになるということは、「氷山の一角(アプリ)」だけでなく「海面下の巨大な土台(Webシステム)」まで全てを開発対象にできることを意味します。これが、引き合いが絶えない最大の理由です。
4. これまでに作ったWebアプリ / PCアプリ
AI×Cursorを活用して、直近で開発したWebアプリ・PCアプリの一部をご紹介します。iOS開発で培った「使いやすさ」へのこだわりを、Webの世界でも表現しています。
(以下、実績紹介スペース)



※それぞれ企業案件なので、中身は確認出来ません。
おわりに
技術の進化は、私たちエンジニアから仕事を奪うものではなく、可能性を拡張してくれるものだと確信しています。 iOSエンジニアとしての誇りを胸に、AIという最強の武器を携えて、これからもクライアントの皆様の「作りたい」を、プラットフォームの垣根を超えて実現していきます。
Webアプリ、モバイルアプリ、PCアプリ。 「こんなことできる?」と思ったら、まずは一度ご相談ください。今の私なら、きっと「できます」とお答えできるはずです。